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ごった日記

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鮫島、最後の十五日⑳

変換 ~ 419

鮫島、最後の十五日⑳/佐藤タカヒロ
作者急逝による最終巻
虎城さんの教えを忠実に守り、王虎ですらたどり着けない境地に達したのが凄いな猛虎。
相撲そのものを探求し、時間と空間を把握、己の体を最大限まで引き出す発揮させる猛虎の相撲は、
これまでの鯉太郎の取り組み相手のように鯉太郎の熱に呼応することなく、
あくまで自分の相撲を取ると言う、どこまでもエゴイスティックな姿がいいわ
~。
そしてそんな猛虎に追い詰められながら、ただただ己を消し相撲そのものになろうとする鯉太郎。
さらに、その鯉太郎を上回る猛虎。
そこから鯉太郎の中にある王虎、そして父・火竜が力となり、逆転――かと思いきや
虎城さんの相撲で再逆転――のはずが虎城キラー・先代空流の呼び戻しで勝利。

虎城に褒められて涙する猛虎は本来いいシーンなんだろうけど、
虎城弁で褒めてるせいで笑えてしまう。

未完なのに、ライバル・父・師匠の力で勝つ、しかも鯉太郎が角界入りするきっかけとなった、
最初の対戦相手の猛虎が最後の相手、そして常々『相撲に選ばれてない』と語っていた鯉太郎が、
最後の最後に「相撲そのもの」と言える存在の泡影に呼ばれ完結、と言うあまりにも神がかり的な終わり方は、
ある意味これ以上ないほど綺麗な〆方とも言える


しかし、十四日目が泡影とはなあ。
千秋楽の相手が誰なのか、鯉太郎は十五日取り切ることができるのか、それは永遠の謎…。
椿に首投げできたのかできなかったのか、それも永遠の謎

変換 ~ 416変換 ~ 417
最後のページ、雑誌掲載時と単行本で名前の位置が逆になっている
単純に、他の取り組みの時と統一しただけなのか、
でもそうするとなぜ雑誌ではこれまでと違った表記だったのだろうか。これも謎。

追悼特集の取組絵巻で、優勝決定戦の白水さんが見開き扱いなのは「わかってる」なーと思った
白水さんは、何げに名勝負製造機だよねえ。

最後の十五日を1巻から読み返すと、巨桜丸~蒼希狼過去編~大山道あたりは個人的に停滞感があったな。
そこから、vs蒼希狼以降は(天雷戦はやや劣るものの)ハズレなし。
天雷はウェットになりすぎたのがどうしてもね。
逆に、感傷に浸ることなく余計な背景も持ち込まなかった闘海丸戦は凄い好き。シンプルイズベストよ。
結果的に、シリーズ集大成になったvs王虎&猛虎に次ぐ好取組でしたな。

好きなキャラ?綺麗な虎城さんに決まっとる
バチバチ無印は最低最悪なクズ野郎だったけど、
バーストでちょっと毒っけが取れていき、バースト終盤から鮫島で浄化された姿は好きすぎる。

濃く熱く描いた取組の数々、お疲れ様でしたと言いたい。
改めて、佐藤タカヒロ先生のご冥福をお祈りします

「アレは先代空流親方の…虎城キラーと呼ばれた私の天敵だった小結春風の技…。
たまたまでもなく運でもなく…体が最後の技を出させた…。
鮫島に流れる空流の血が、離さなかった勝利でしょう…」
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