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ごった日記

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筺底のエルピス①~⑤/オキシタケヒコ

変換 ~ 432

古来より“鬼”と呼ばれるモノの正体を“殺戮因果連鎖憑依体”と言い、
憑依した人間を殺人鬼に変貌させ同族殺しと言う殺人の連鎖を重ねていく。
その殺戮因果連鎖憑依体を封じ倒す狩人の組織を“門部”と言い、
その門部の封伐員は改造眼球“天眼”と時を止める漆黒の箱“停時フィールド”を武器とする。

これらの設定を使った異能バトルが実に面白いのよ。
異星知性体のオーバーテクノロジーによってもたらされた停時フィールドは、
箱使いそれぞれに特徴が異なる。
主人公・百刈圭の《朧筺》は形は直方体で展開持続時間はわずか3秒と言う欠点を持ちながら、
射程距離350m、比率は自由自在と、高い汎用性を持つ。
ヒロイン・乾叶(いぬいかなえ)の《蝉丸》はあらゆるものを切断できる代わりに、
日本刀サイズの形状で手元にしか出せない上、極薄のため何も封じることもできない。
これら以外にも、射程距離はゼロながら、体の一部がつながっていれば何人でも封じることができる《磐長》、
屋内空間を格子状に覆い複数の停時フィールドのように展開できる《檻漆》、
形状は安定せず常に変動するが、逆にそれが触れるものを粉砕する《震柱》、
《朧筺》の上位互換の《久遠棺》と、様々な停時フィールドがあって、これらを駆使した駆け引きは読み応えあり。

しかし、この門部の封伐員と鬼の戦いかと思いきや、
1巻中盤で叶の親友・朋之浦結に世界を滅ぼす白鬼が憑依したことが判明すると、
白鬼を封じるべくもうひとつの箱使いの組織、ゲオルギウス会との戦い、
更には謎の組織《I(ジ・アイ》によって門部は壊滅、3巻の展開はえげつなさすぎてヘビーだった
次々に死にゆく仲間たち、そんな中で力の劣る門部の箱使いは知略を駆使して対抗し、
ゲオルギウス会とジ・アイは奇妙奇天烈な停時フィールドで戦い、このあたりは最高に面白い。
ゲオルギウス会vsエンブリオはゾクゾクしましたわ。
そして、4巻ラストはもうねえ…そこに至るまでもキツかったけど、
あのラストはわかっちゃいたけど絶望的な希望と言うか希望の中の絶望と言うか、ホントキツかった…。

緻密な設定、バトルにおける高い戦略性、キャラメイクも巧みでいい作品に出会えましたわ。
ただ、ラブコメシーンはなんだかおっさんが無理してJK書いてるように感じて、読んでてこちらが気恥ずかしくなる(笑)

好きなキャラ?そらもう叶ですよ。
もう重婚でええで!
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