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ごった日記

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ミステリークロック/貴志祐介

変換 ~ 506

表の顔は防犯コンサルタント、裏の顔は泥棒の榎本径と、
新進気鋭の」”美しすぎる弁護士”青砥純子が毎回様々な密室に挑むシリーズ4作目のミステリー短編集

毎回、手を替え品を替え趣向を凝らした密室には感嘆を禁じえない。面白いかどうかは別として
特に、現代アーティストの作品を利用した「鏡の国の殺人」と、
時間差密室を構築した表題作「ミステリークロック」は、私の頭が残念なのを差し引いても難解すぎて手に負えませんわ
特殊な機械を使われると、どうしても想像が追いつかなくて話に没頭できないのよね…。
「ミステリークロック」自体の試みは良かったと思うけど「鏡の国の殺人」はマジ無理っす。

強固な密室状態の暴力団事務所が舞台で倒叙式の「ゆるやかな自殺」は、
純子が不在なのは残念ながら密室ミステリーとしてはシンプルでわかりやすく面白かった。
大海原という、開かれた場所を密室状態にした「コロッサスの鉤爪」は、「ミステリークロック」「鏡の国の殺人」と同様、
専門機器こそ出るけどこちらはその2作ほどの難解さは感じられず、むしろ気圧差と音という2つの壁に加え、
被害者の過去の事件を紐解きつつ榎本が真相に近づいていく過程は1番楽しく読めた。

そしておなじみの、ホームズ榎本とワトスン純子の掛け合いがまた楽しいのよね。
美人なのにボケ役で、毎回素っ頓狂な推理を披露し榎本にツッコミを喰らう純子が面白すぎる。
『わかった!』の連呼は噴く。
…とは言え、今回はボケというよりバカになってたけど
「お笑い担当」としては、ちょっとやり過ぎかもね。
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