ごった日記

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算法少女 4点

変換 ~ 103
安永四年(1775年)、四月八日の花祭り。
江戸浅草観音堂は、溢れんばかりの参詣者で賑わっていた。
神田銀町の町娘、千葉あき(13歳)も、仲の良い友だちとお参りにやってきたが、
ふと目にした「算額」に誤りをみつけた。
「算額」とは算法を学ぶ者が、自分もこれほど難しい問題をつくれるようになりましたと、
神仏に感謝し奉納する絵馬の一種である。
あきに誤りを指摘されたのは、算法の主流である関流一門の旗本だった。
やがてその話が、算法好きで有名な久留米藩主の有馬公の耳に届き、
是非あきを姫君の算法指南役に、と言い出した。
しかし、町娘ごときにそうはさせじと、関流からも中根宇多(13)という算法少女が推挙され、
あきと宇多、どちらがより算法に秀でているか、
有馬公の面前で、算法試合が行われることとなった──。
(公式より)

ネタバレ有り。

和算なんて漫画Q.E.D.のエピソードでしか知らない程度ですが、
たった1人のアニメーターが4年の歳月をかけて仕上げたと知り、ちょっと惹かれて鑑賞。

こんな感じ。

人物造形や線はさすがに簡略化されているものの、安っぽさや不自然さは全然なく、
「動き」に関しては最後まで違和感なく観れた。
特に、色彩と光の使い方が上手く、このあたりのクオリティはなかなか。
ペラッペラのチラシに予算のなさを感じた(泣)。

ストーリーは、実在の久留米藩藩主で算学大名として知られる有馬頼徸(よりゆき)を絡めることで、
算学と当時の久留米藩の実情、そしてそこにあきの淡い想いをうまく落とし込んでいて、
誰もが好感の持てる作りになっている。
一方、思ったより算学の扱いが少なかったのが正直な所不満
冒頭の算額の誤りと算法試合、あとは子供相手にちょこちょこあったくらい。
あきと宇多の算法試合は地味になりそうな所を、派手な演出で魅せているのが良かった。
例えるなら、アニメ版のミスター味っ子のような。あんなギャグ全開にブッ飛んではないけど。
で、ここが中盤あたりだったので、それ以降イマイチ盛り上がりに欠けたのが残念。
あきと山田多門の恋の行方と「久留米藩の闇」が悪いわけじゃない、悪いわけじゃないんだけど、
期待してたのはそこじゃねえんだよと。

あきと宇多は才女ではあるけど、同時に13歳の女の子らしい子供っぽさと可愛らしさが同居していて、
勝負そっちのけで2人で手鞠で遊ぶ姿にはほっこりさせられましたわ。
宇多にも、もう少し出番があれば良かったなあ。
顔も性格もイケメンの山田多門、茶目っ気のある有馬公、あきの両親に知人の谷素外、
万作とさとの兄妹等、良キャラばかりでその上、声優も知らない人ばかりだけどみんなハマり役。
原作者の遠藤寛子さんが不意打ちで出てきて笑った
ありゃ卑怯だ。

と言うわけで、低予算ながら作りはしっかりしていて観て損は無し。
原作は児童文学ながら、私のような汚れたおっさんでも楽しめましたよ。
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