ごった日記

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回帰 警視庁強行犯係・樋口顕/今野敏

変換 ~ 102

樋口シリーズ最新作は、国際テロ組織との戦いと言う、これまでで1番スケールが大きくなっている。
にも関わらず、と言うかだからこそと言うか、シリーズ作品としてはイマイチ。

評価されれば嬉しいけど評価されすぎると重荷に感じ、
また評価されなきゃされないで落ち込む、でもいずれの時も感情を表に出さないことで、
冷静沈着と思われてうろたえる、面倒な男・樋口顕

その樋口の、いつもの必要以上に小市民的な内面描写が今回はやや薄く感じられて、
そこがこのシリーズの好きなところなだけに、そこがまずマイナス。

それから、家族の問題もこのシリーズの魅力のひとつであるにも関わらず、
今回はほとんどおまけ状態
娘の照美がバックパックで海外旅行を言い出す→氏家に相談→樋口が照美と話す→終わり。
ホントに会話がちょこっとだけで、氏家もいつも以上に出番が少ないし、この辺もだいぶマイナス。

が、警察小説としてはつまらなくはないから評価に困る
刑事にとっては「敵」に等しく、大抵の作品では刑事と対立する公安が、
本作では珍しく「刑事に協力的な公安」が登場する所が面白い。
テロリストを特定するための捜査やテロリストとの駆け引き、
そこに元刑事でテロ組織に入ったと噂される男・因幡が絡み、
状況の変化によって登場人物たちの立ち位置が変わっていく様も読み応え充分。

そんなわけで、樋口シリーズとしてはやや残念、警察小説としては面白い。
なんと言うか、風俗行って指名したら写真とは別物が出てきたけどサービスめっちゃ良かった的な感じと言うか、
ヴァンダレイ・シウバを期待してたら石井慧が出てきてでも意外と好勝負だったとかそんな感じ


うん、違うな
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