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2012-07

源君物語①&べしゃり暮らし⑭ - 2012.07.31 Tue

変換 ~ 074

源君物語①/稲葉みのり
「女子より可愛い」という理由で女子にいじめられた過去を持つ、主人公・源光海(みなもとてるみ)。
大学入学を機に生まれ変わろうと決めた光海に、
叔母・香子の研究対象として14股を目指す事になる。

メチャクチャな設定ですが、なかなか面白い。
絵も女の子が可愛いうえに、やわらかそうな感じがGOOD

1巻では、一人目として従姉の朝日を攻略中。
リアル男子に免疫のない腐女子でツンデレな朝日。
テンパったり恥ずかしがる姿が可愛くてイイ!
でもぶっちゃけ、私的には14股しなくても香子さんだけで充分な気が。
クールビューティーで美巨乳の持ち主、
おまけにキスしてきたりおっぱい触らせたり吸わせたりさせてくれ、
果てはぱんつ脱いで女の味を教えてやるとまで言ってくれる、
素晴らしい叔母さん。

続きが楽しみなんだけど、基本毎週8Pなので、
単行本化がヒジョーに遅いという…。

そういえば、担当編集がB型H系の人と同じなのね。
さもありなん。

「攻めだってできます!!」

べしゃり暮らし/森田まさのり
るのあーる編終了&新キャラ登場で、次巻からいよいよNNC開幕。
アマチュア編の最終章らしい。

るのあーる梵は、結局才能あったってことか。うーむ。
まあでも実際、あるあるネタはクスリとも来なかったけど、
金本の番組でのボケは笑えたなあ。
でも、面白いネタが書けないんだから、NMC向けじゃねーよな。

るのあーる編は最終的にゴッデスと絡めて、上手くまとめたな、と。
上妻たちがゴッデスあるいは売れることに対して、意識を変えたのもよかったし。

ラストのべしゃり暮らし、げんこつロデオ、プリンスらが集まってNMCへ…
という流れは秀逸。

今回一番笑ったのは、喜八師匠のネタ帳だな。
ババアのくせに声がごつい
チンコ吸い取られるかと思った
止まると言いやがるから叩き出した
とか
岩下志麻に似てると言ってやがったが本当は森永卓郎
1発(目をつぶって)
とか
あまりにも出来すぎでドッキリかと思った
とか、事細かに書いたカキタレの記録で。すげー笑った。

「ははっ、そうっスね(殺すぞボケ)」

源君物語 1 (ヤングジャンプコミックス)源君物語 1 (ヤングジャンプコミックス)
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稲葉 みのり

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べしゃり暮らし 14 (ヤングジャンプコミックス)べしゃり暮らし 14 (ヤングジャンプコミックス)
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森田 まさのり

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ラストイニング㉞ - 2012.07.30 Mon

変換 ~ 073

ラストイニング㉞/中原裕
三回戦、優勝候補の帝大一高相手に日高を温存し、
スティーブのクセ球と八潮のリードでしのぎ、
帝大一高も控えの青山が先発し、彩学は三回までに6点リード。
が、策士・赤羽監督の采配でジワジワとスティーブを攻め立てていく。

最高がベスト16とは言え優勝候補と言われる割に、選手が小粒なのが残念>帝大一高
ドラフト候補のエース荒川も出ないし。
まあ、その代わりに赤羽監督が面白いからいいけど。
飄々としてやたらと独り言が多く、『なぁ?』『ウス』のやりとりが笑える
そしてなにより、采配でポッポを翻弄するのがイイ。
桐生監督に期待してたことをやってくれて、読んでて楽しいわ~。
赤羽監督頑張って!

スティーブに気合を入れる八潮にビビる日高に笑った。
なんだかんだ言って、調教されてるな日高

「投げたくないなら、マウンドを降りていい。
そのまま帰っても構わない!!
ゴーホームだ、スティーブ!!」

ラストイニング 34 (ビッグ コミックス)ラストイニング 34 (ビッグ コミックス)
(2012/07/30)
神尾 龍

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苻堅と王猛 不世出の名君と臥竜の軍師/小前亮 - 2012.07.29 Sun

変換 ~ 073

まず文庫版のタイトルがヒドイ
そのまんますぎじゃねーか…。
そら、わかり易いけどさあ、
四六版のタイトル「王道の樹」の方が、ずっといいわー。

と、タイトルはともかく内容は良かった。
蒼き狼の血脈にはやや劣るけど、メインとも言うべき淝水の戦いは各人各様の
思惑・生き様が上手く描写されて
いて、面白かった。
逆に言えば、淝水の戦いに至るまでが、ちょっと長かったかな、と。
とは言え、苻堅と王猛ふたりの絆を描く重要さを思えば、それも致し方なしか。
脇役は減らしてもよかったかもね。

前秦の皇帝・苻堅は、心優しく清廉で、
すべての民族が平等に暮らせる国を造ろうという志を抱く、理想主義者。
王猛はそんな苻堅の理想を好ましく思い、政治と軍事両面で才能を発揮し、
前秦の華北統一に貢献する一方、愚直なまでに他者を赦し民族融和を図ろうとする姿勢に、
危うさも感じる。

このふたりに加え、氐族の自称35歳の宿将・鄧羌、苻堅の弟で王猛の弟子でもある苻融、
鮮卑族の名将・慕容垂、羌族の奸雄・姚萇や、
東晋では宰相・謝安と甥の謝玄、謝安の政敵桓沖の甥の猛将・桓石虔と、美貌の女丈夫・姚玲など、
魅力的なキャラクター多数。

ラストの苻堅と慕容垂の別れと苻堅のモノローグは、とても良かったなあ。
理想によって朱序を登用して破れ、
理想によって慕容垂を登用して救われた
、なんて所は特に。

姚玲のデレはもっと見たかったぜ…。

「…秦の道には木が植えてある。
時間も空間も超えて、仁愛を施そうとする意思がそこにある。
手のとどく範囲で満足する普通の名君とは器が違うのだ」
「丞相と同じ主君に仕えられたことを誇りに思う」

苻堅と王猛: 不世出の名君と臥竜の軍師 (祥伝社文庫)苻堅と王猛: 不世出の名君と臥竜の軍師 (祥伝社文庫)
(2012/04/12)
小前 亮

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冴えない彼女の育てかた/丸戸史明 - 2012.07.25 Wed

変換 ~ 073

ガチの二次オタである主人公・安芸倫也が、
地味な女の子・加藤恵を魅力的なヒロインにするべくプロデュースし、
それにふさわしいギャルゲーを作ってしまおうというお話。

う~~~~~~~~~~~~~~~~~~む、
何というか、その、お、面白くなかった…。

信者になったばかりなので、
余計にハードルを高くしすぎてしまった部分もあったとは言え、
これはちょっとがっかり。
あ、あとがきは面白かった!

テキストボックスを縦にしてみました、みたいな。
それくらい、ゲームシナリオと変わらない文体。
会話が大部分を占めていて、地の文は少なめ。
なので情景描写も当然少なく、場面が唐突に飛んだり何をやっているのかイマイチ判らない等、
気になる点は多かった。
エロゲだとあえてやってるんだろうな、と思うけど、
小説だと大半が不親切に感じたなあ。
絵や音楽があればそれでもいいんだろうけど、
挿絵数枚以外は文章のみが情報量の小説では、上手くいってるとは思えない…。

ストーリーも、まだホントに序章といった内容なので、
まあ薄い薄い。
主人公がガチオタなので、とにかくオタネタパロネタ満載
判らないと、おいてきぼり喰らうこと必死。
ええ、私のことです
…いや、WA2のパロディには、不覚にも笑ってしまったが。

題材自体は悪くないし、キャラ同士のやり取り、
特に倫也と加藤のそれはそこそこ楽しめた。

キャラクターも、悪くない。
主人公以外は
主人公は、全く魅力を感じないよ…。
今までの丸戸作品で、ダントツで魅力0。
ただのダメなオタクなんだもの。
ヒロインズは、地味で安い女・加藤がルックスも含めて一番可愛い
なぜ加藤が表紙じゃないんだ…。

2巻は一応買うけど、その出来しだいで切るかも。

冴えない彼女の育てかた (富士見ファンタジア文庫)冴えない彼女の育てかた (富士見ファンタジア文庫)
(2012/07/20)
丸戸 史明

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The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛 4点 - 2012.07.22 Sun

変換 ~ 072
1988年ビルマ――。
英国で幸せな家庭生活を送っていたアウンサンスーチー は、
母の看病のために久しぶりに祖国・ビルマに戻ることになった。
そこで目にしたのは学生による民主主義運動を
軍事政権が武力で制圧する惨状・・・。
そんな中、「ビルマ建国の父」と
死後も多くの国民から敬愛されるアウンサン将軍の娘の
帰国を聞きつけた民主主義運動家たちが
スーチーの元に集まり選挙への出馬を懇願する。
不安を抱きながらも民衆の前で立候補を決意するスーチーだったが、
それは、ビルマを支配する軍事独裁政権との長い闘いの始まりであり、
愛する家族とのひき裂かれた辛く厳しい人生の始まりを意味していた。
(公式より)

リュック・ベッソンのヒューマンドラマ、と書くと、
横浜ベイスターズの強力投手陣とかTYPE-MOONの抜きゲー位の違和感がある今日この頃。

観る前は戦々恐々だったけど、そんなに悪くなかったよ。
ただ、これはアウンサンスーチーの軍事政権との戦いというより、
夫婦の絆を描いたものなので、政治劇を期待すると肩透かし喰らう。

ストーリーは何十年にも渡っているので、仕方ないこととは言えブツ切れ感があり、
正直薄味だし、深みをイマイチ。
この映画でアウンサンスーチーの政治的な部分で印象に残ったことと言えば、
演説と軟禁位なのでねえ。

それを補っているのが、アウンサンスーチー役のミシェル・ヨーと、
その夫マイケル・アリスを演じるデヴィッド・シューリスの好演技

この二人の演技は、とても素晴らしかった。
会えないつらさや悲しみに耐えながらも、お互いを信じ愛する姿には、心打たれたよ。
…その分、息子二人がワリ食った感じ。
ちょっと淡白な描かれ方だったな。

アウンサンスーチーが、最初は単に英雄アウンサン将軍の娘だからということで
持ち上げられたことや、
ノーベル平和賞が妻を助けるためのマイケルのロビー活動がきっかけだったというのは、
面白かった。

ラストシーンは、07年の僧侶のデモという説明が無かったので、
どういう状況からああなったのか、よくわからなかったよ。
凄い唐突感というか。

基本的にアウンサンスーチーが善、軍事政権が悪という描かれ方なので、
観る人には注意が必要。
あくまで映画、という事ね。
実際には、女史には色々な批判も多いので。

前半戦総評その2 - 2012.07.20 Fri

野手編
チーム打率4位、本塁打数・盗塁数5位と、
数字だけ見れば良くはないけど最悪でもない。
5月半ばあたりまで打率1割台という、最悪の時期を考えると
よく持ち直したもんだと思う。
盗塁の少なさは、結局のところ足が速かろうが出塁できなければ意味がない
ということですな。

規定に乗ってるのはノリ・ラミ・石川・荒波の4人。
ノリラミは絶対活躍しないと思ってた。ゴメン!
ノリ・ラミ・石川がそれぞれ打率リーグ3・4・5位ってどーなってんだ。

ノリはホントに神だな。
開幕当初からどん底状態のチームを、打撃でも守備でもよく引っ張ってくれたよ。
漂白しすぎて眩しいぜ。
ラミレスも、もともと暑くなると打ち始める選手とはいえ、
年齢考えると厳しいと思ってただけに、マジで打ち始めてびっくりだわ。
守備に関しては……だけど。

石川は嫌いだけど、これは評価せざるを得ない
相変わらず三振多いけど、四球も選んでるし、出塁率もまずまず。
守備もショートの時よりはマシだし。
つーか、あの弱肩でショートやらせるほうが間違ってるんだが。
早く怪我直して、戻ってこいよ~。
逆に荒波は、すっかり調子落としてしまったな。
四球少なく三振多いのはダメダメ。
それこそ以前の石川みたい。
守備範囲は広いので、打撃重視の糞オーダー組むと、
両翼がラミレス&筒香orルイーズor下園などという
ヒドイことになるので、より一層、荒波の守備が重要になる。
つーか、下園ルイーズはもういいだろう…。

筒香は、正直ガッカリという他ない
いきなり大活躍、までは期待してなかったとはいえ、
ここまで残念な結果とはねえ…。
鈴木尚典そっくりのフォームからスケール感漂う打撃と、
萌える要素はバッチリだったんだが。
最近、フォームメチャクチャ変えてるよなあ…。
古木がそんな感じだったと思い出して、なんだか嫌な予感…。
一度、下に下げたほうがいいんじゃないか。
守備位置も、ある程度固定したほうがいい。

藤田のトレードは驚いた
殻を破りきれなかったとはいえ、二三遊撃で名手級の守備力を考えると、
貴重な戦力だったのになあ。
まあ、期待しては裏切られる、の連続には流石にうんざりもしてたが…w
代わりの内村が、セカンドメインの選手というのも、横浜では使いづらい。
良かろうが悪かろうが、どうせ石川スタメンは変わらないだろうし。
攻撃面のオプションでは、足と小技がある内村の方が、藤田よりはいいんだろうが。

梶谷・黒羽根・北ら期待の若手野手も、さっぱりだな。
梶谷には何度キレそうになったことか
黒羽根はもっと使えやキヨシ。。
絶対、鶴岡よりマシだろう。
ルーキー高城の抜擢にはびっくりしたわ。
試合は観てないけど、初マスクで初勝利とは、いいんじゃないの。

野手も投手同様、ベテランが一番好調というのは、
先に繋がらないので若手もっと頑張れや。



前半戦総評 - 2012.07.19 Thu

26勝48敗借金22、5位と6ゲーム差の最下位。

例年通りの弱さ
いつものこととは言え、試合観てても、感想書く気がなくなるってもんさ。

では投手編
チーム防御率3.84QS率41.25%は、12球団ぶっちぎり最下位
開幕前は、珍しく中継ぎより先発が揃ったな~と思ったのは今は昔
規定クリアしている先発は、三浦のみという体たらく。
8勝4敗防御率2.72WHIP1.06リーグトップの5完投はさすがエース。
去年の後半戦から復調していたとは言え、年齢を考えるとここまでやれるとは思わなんだ。

三浦の次に勝ち星を上げているのが、藤井の4勝。
藤井に関しては全く期待してなかった…。
まあ実際、長いイニングは投げられないから、微妙ではあるんだけど、
一応最低限試合は作るし、他がそれ以下だからねえ。

開幕ローテの高崎・国吉・ジオ・ブランドン・山省は、
5人合わせて7勝28敗。なんぞこれ。
国吉は実績に比して期待しすぎたから仕方ないにしても、
高崎はホント情けなや…。安定感なさすぎ。
山省とはなんだったのか
OP戦、あんなに良かったのに…。。
須田や加賀美、健二朗と言った期待の若手も結果が出せず、
阿斗里や祥万に至ってはお話にならず。

中継ぎは、江尻・牛田・藤江・大原といった面々が出遅れ(牛田は毎年)、
加賀・篠原はピリッとせず、戦力外から拾った林・菊地が開幕1軍(正確には菊地は4/1登録)、
という悲惨な状況から、多少はマシになってきた。
とは言え、江尻と牛田、篠原は今年はダメっぽい。
チェケ裸と菊地が使えるとは思わなんだ。
菊地は内容はいいとは言えないが。

山口は、交流戦あたりから良くなってきたなあ。
この前打たれたけど。

今季も若手の台頭は絶望的かねえ。

もう10年以上も先発が育たないのは、いくらなんでも異常過ぎ。

崖っぷちの男 4点 - 2012.07.17 Tue

変換 ~ 069
NY(ニューヨーク)、高級ホテル高層階――窓枠を越え、たった30cmの縁に立ち、
飛び降りようとする男、脱獄囚ニック・キャシディ。
彼は、30億円のダイヤモンド横領犯として投獄されたNY市警の元警察官。
まさに、落ちに堕ちた転落人生を極めた、崖っぷちの男。
ニックは自らの要求を伝えるため、女性刑事リディアを唯一の"交渉人"に指名。
彼には「ある計画」があった…。
スクープ狙いのリポーター、交渉人、
それぞれが思惑を腹にかかえた元同僚の警官たちにダイヤ王…陰謀渦巻く中、
台風の目である"崖っぷちの男"の本当の目的が明らかになる!
(公式より)

ネタバレ全開
アメリカではコケたようだけど、結構楽しめた。
中盤までは
まあ中盤までも突っ込みどころは満載だったけど、
終盤はホント雑な展開。
ダイヤを巡ってのあの手この手を尽くす攻防が、
最後は黒幕ブン殴って『獲ったどー!』(意訳)っつーのがもうね。

主人公ニックの弟ジョーイとその彼女アンジーによる
ダイヤを奪う作戦が、ルパン三世みたいで笑った
監視カメラに映像と同じ写真を貼るとか
スケボーに腹ばいになって廊下と同じ色のホロみたいなのをかぶって移動とか、
お約束の配線コード切りとか。

ニックは特に印象に残らなかった
ラストのダイブはかっこよかった。それだけ。うん。

ジョーイとアンジーのキャラクターは良かった。
ちょっと頼りなさげなジョーイと、しっかり者で気が強いアンジーという、
いいコンビ。
下着姿のアンジーエロくてすんばらしい

エド・ハリスすんげーフケたなあ。
ウイリアム・サドラーなんて、鑑賞中全く気付かなかったくらいフケててビビッた…。

サドラー演じる客室係が、ニックに部屋の鍵を渡す行為がめっちゃおざなりだったのが
どうにも気になったんだけど、アレ伏線だったんだな
あそこは上手かったと思う。

自殺騒動に皆んなの眼を向けさせておいて、
そのスキにダイヤを盗み出す…と言うアイデアは良かったのになあ。
上述したように、突っ込みどころ満載なので
そういう部分が気になる人には駄作といっていい出来。

蒼き狼の血脈/小前亮 - 2012.07.15 Sun

変換 ~ 069

この作者の作品は、「李成民」「飛竜伝」「姜維伝」の3作品を既読。
正直、扱う人物のチョイスはよくとも、何れも内容は期待外れだった。
にも拘らずついつい書店で見かけて買ってしまった。
今回は買って正解。Yes!

やはり、主人公のチョイスが面白い。
モンゴル帝国と言うと、普通はチンギス・カンやクビライを思い出すものだけど、
本作の主人公はチンギスの孫でクビライのいとこに当たるバトゥ
日本ではマイナーなこの人物、歴史的にはモンゴル高原から地中海まで版図を広げるという偉業を成し遂げたほど。

チンギスの嫡男・ジュチの息子でありながら、父に出自の疑惑があったため、
父もバトゥも帝国の後継者候補から外される。
物語は、ジュチが身罷るシーンから始まる。
バトゥはジュチの遺言と自らの望みのため、西へと進んでいく。

大まかに言うと、バトゥの西征と第3代のカアンの座を巡る政争がメイン。
政争に関しては、少々物足りないかな。
なにせ肝心のバトゥが、中央から遠く離れた地にいるからねえ。
手を伸ばそうにも限界がある。
モンゴルがあまりにも巨大になりすぎたがために、
首都カラコルムからバトゥの拠点であるジュチ・ウルスまで、
情報に数ヶ月のタイムラグが発生してしまうのよねえ。

だからこそ、モンゴルのためにもジュチ・ウルスの領土を広げて
ある程度の独立権を欲している。
ハナからカアンの地位に望みもなければ野心もない、バトゥの西征へのこだわりは
理解しやすい。

政争に関しては、チンギスの後を継いだオゴデイと、第6皇后ドレゲネの方が印象深い。
人畜無害な顔をしながら、父チンギスの方に平然と背いて競争相手である弟を殺害するオゴデイ、
チンギスの弟であるテムゲを恐れさせるドレゲネの両者は、不気味で面白い。
殊にドレゲネは、解説でも言及されていたように、我が子グユクをカアンにさせんがために
暗躍する様は、まさにモンスターペアレント

戦争の方も少々薄味に感じたけど、まあまあ楽しめた。
モンゴルならではのバトゥの戦いぶりと名将スベデイの差配は中々いい。

モンゴル人がハンガリーやポーランドに攻め込むのを想像するだけで、
ちょっとワクワクしてしまった。

バトゥのキャラクターは、中々魅力的。
ただ、人によっては面白みがないかも。
文武に秀で他者他文化に理解力があり、おまけに美形。
完璧すぎるきらいがあるからねえ。

ヒロイン・アガフィアは泣けた…。
当初はほとんどバトゥに相手にされたなかったアガフィアが、
徐々に信頼を得ていくのはいいんだけど、
皮肉にも「女」としてではなく「人間」としての信頼という…。
基本的にバトゥ視点で描かれることが多いため、
内面描写が少ししかなかったのが残念。
もう少しあればもっと魅力的なキャラクターになったのでは、とも思う。
ただ、一方で内面描写がわずかだからこそ、
ちょっとした変化が可愛らしく映る、とも言える。
バトゥの言葉に一喜一憂する様<は、可愛いっすよ。
ううむ、痛し痒し。
そして、ラストは切ない…。

最後にちょっとだけ出てきたクビライがまた、なにやら不気味さを感じさせた。
これはいい構成。
クビライが主人公の、続編というべき「中原を翔ける狼」も、読みたくなってしまった。

「おまえは恩を返したと言う。
だが、私はどうやって礼を言えばいいのだ?」

蒼き狼の血脈 (文春文庫)蒼き狼の血脈 (文春文庫)
(2012/06/08)
小前 亮

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筋肉の神マッスル/佐藤ケイ - 2012.07.09 Mon

変換 ~ 070

三十三間堂学院の佐藤ケイ最新作。
猿神によって荒廃した街を守るため、筋肉を司る神・まっする様に選ばれた
おっぱい好きの高校生阿久富雄(あくとみお)が活躍する、アクションコメディ。

電車の中で読んでたので、笑いをこらえるのに苦労した
新シリーズでもいつものごとく、序盤から自衛隊の装備についての薀蓄に吹く。
そしてもちろん、タイトル通り筋肉についても微に入り細を穿つ解説

主人公の富雄は、おっぱいおっぱい連呼するだけのあほうかと思ったら、
意外と(おっぱいに対する思いがメインとは言え)男気があって、結構イイ奴。
エロ本の隠し場所をまっする様のほこらにしてしまった縁(?)で、まっする様の使いである
“鼠人”に選ばれてしまう。

まっする様はその名とは裏腹の、ふんどし一丁でブタのようにたるんだ体の持ち主で、
関西弁でしゃべるネアカな神様。
明治や大正の時代に、金がなくなって大事な神宝を売ってしまい、
猿神と戦う武器がない間抜けな事態に陥ってしまったので、
自分の肉を富雄に食わせて筋肉の力を与える。

ヒロイン(?)は、まっする様に仕える不老不死のロリっ娘・艷乃姫(あでのひめ)。
1000年生きてるものの、ずっと岩屋で過ごしていたため世間知らず。
気が強くて上から目線の口調でしゃべる、でも素直で子供らしかったりする。
まあ結構ベタなツンデレロリ。

もう2巻発売が決定したみたい。
楽しみではあるけど、筋肉ネタでどこまで引っ張れるのか。
萌えもエロもないし、果たして売れてるのか、それが心配。

三十三間堂学院の方も、放置しないで欲しいなあ。
作劇がスッゴイ難しいのはわかるけど。
天国に涙はいらないみたいに、
いつの間にか発売されなくなった末、数年後に突然最終巻発売、なんてことにならないことを祈る。

筋肉の神マッスル (電撃文庫 さ 4-26)筋肉の神マッスル (電撃文庫 さ 4-26)
(2012/06/08)
佐藤 ケイ

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’12映画下半期(12/23現在) - 2012.07.08 Sun

5点…文句なし、最高!
4・5点…面白かった!
4点…面白いけど物足りない…
3・5点…普通
3点…いまいち
2・5点…つまんね
2点…最悪
1・5以下…駄作

1 ハングリー・ラビット              4点
2 フライペーパー!-史上最低の銀行強盗-     4点
3 プレイ-獲物-                  4点
4 アタック・ザ・ブロック             4点
5 リンカーン弁護士                4・5点
6 崖っぷちの男                  4点
7 ユナイテッド ミュンヘンの悲劇         4点
8 The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛  4点
9 ビッグ・ボーイズ しあわせの鳥を探して      4・5点
10 だれもがクジラを愛してる。          3・5点
11 コードギアス 亡国のアキト 第1章      4点
12 ハーフ・デイズ                2・5点
13 THE GREY 凍える太陽            4点
14 それでも、愛してる              4・5点
15 トータル・リコール              2点
16 プロメテウス                 2・5点
17 アベンジャーズ                4・5点
18 桐島、部活やめるってよ            5点
19 ダークナイトライジング            4・5点
20 最強のふたり                 4・5点
21 デンジャラス・ラン              4点
22 おおかみこどもの雨と雪            4・5点
23 ゴッド・ブレス・アメリカ           4点
24 コッホ先生と僕らの革命            4・5点
25 ディクテーター 身元不明でニューヨーク    4点
26 バークアンドヘア               2点
27 白雪姫と鏡の女王               3・5点
28 HELL                     3・5点 
29 そして友よ、静かに死ね            4・5点
30 スリープレス・ナイト             4点
31 ロック・オブ・エイジズ            4・5点
32 エージェント・マロリー            2・5点
33 WIN WIN                  4・5点
34 籠の中の乙女                 3・5点
35 アイアン・スカイ               4点
36 ソルジャーズ・アイランド           3・5点 
37 ハンガー・ゲーム               2・5点
38 コネクション マフィアたちの法廷       4点
39 ウェイバック -脱出6500km-         3・5点
40 キック・オーバー               4・5点
41 俺たちサボテン・アミーゴ           1・5点
42 SAFE/セイフ                 4点
43 ボーン・レガシー               2点
44 クーリエ 過去を運ぶ男            4点
45 アルゴ                    5点
46 シャドー・チェイサー             3・5点
47 推理作家ポー 最期の5日間           3点
48 エクスペンダブルズ2              4・5点
49 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q         3点  
50 リンカーン/秘密の書              2点
51 闇に葬られた狂気               2・5点
52 HASTA LA VISTA -オトコになりたい-    4・5点
53 心の陽だまり                 5点
54 ドリームハウス                4・5点
55 パレード                   5点               
56 裏切りの戦場 葬られた誓い          3・5点
57 ねらわれた学園                4・5点 
58 恋のロンドン狂騒曲              3・5点
59 人生の特等席                 3・5点
60 ダーケストアワー 消滅            4点
61 アナザー・ハッピー・デイ ふぞろいな家族たち  2点
62 プリズナー・オブ・パワー 囚われの惑星    1・5点
63 宇宙人王さんとの遭遇             4点
64 最終目的地                  4・5点
65 シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~4・5点


’12上半期映画ベスト10 - 2012.07.08 Sun

1 ヘルプ 心がつなぐストーリー
2 ファミリー・ツリー
3 私だけのハッピーエンディング
4 おとなのけんか
5 ドライヴ
6 灼熱の魂
7 ゾンビ・ヘッズ 死にぞこないの青い春 
8 ザ・レッジ 12時の死刑台
9 ジェーン・エア
10 ルート・アイリッシュ
次点エターナル-奇蹟の出会い- 
  英雄の証明

鑑賞74本
…おかしいな、観る数減らしたはずなのに70本越えって…。

1~3は鉄板の順位。
笑って泣ける、私好みの作品。
特に2、3位は予想以上。
4~6は、順位を入れ替えても問題なし。
4位の微妙な空気の笑いはマジでウケた。
これと7位が今の所コメディ作品の双璧。
5位はライアン・ゴズリングが素晴らしい。

あちこちで大好評のアカデミー外国語映画賞受賞作・別離は、
たしかに素晴らしかったけど、
私の好みからはちょっと外れてるので、圏外。
同じ外国語映画賞でも、ノミネート止まりだった6位灼熱の魂の方が
メチャクチャ良かった。
9位は原作未読、サスペンスかと思ったら、
純愛ものでビックリ。

下半期も多くを観そう。

三浦150勝!!!! - 2012.07.04 Wed

http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2012/07/04/kiji/K20120704003608790.html
番長おめでとう!!
弱い年の方が圧倒的に多い横浜で150勝はは、誇っていいよ。
『横浜に残って良かったです』は泣けた。
記念グッズ買うたるで!

しかしまあ、苦手な巨人戦で達成とはね~。
狭いハマスタ&東京ドームに加えて、飛ぶボール全盛で長距離打者ズラリと揃えた巨人は、
完全に天敵だったもんなあ。
球威は落ちたものの、統一球+広いストライクゾーンがあれば、今後も勝てそう。
未だに完投能力があるのが、地味に凄いw

梶谷とルイーズはとっとと下に落とせよ。
つーか、ルイーズはそもそも獲るレベルじゃないだろ…。
確実に使い物にならんわ。
篠原も、今年はダメっぽいな。
林が使えそうなのが救い。

エロゲ感想 夏色あさがおレジデンス 2・5点 - 2012.07.03 Tue

変換 ~ 066

13cm系列の新ブランド・空中カリカチュアのデビュー作。
初恋1/1を買いに行ったついでに購入。
え?何で買ったかって?
『オ…オレにもよくわからないんだ。エロゲの神にそそのかされてムリヤリ買わされたんだ』
いけないなあ!神のことを悪く言っては!というツッコミ禁止。

“ヒロイックヒロイン専門ブランド”を唱っているわりに、
他のブランドとの差異が感じられなかった
ヒロインがストーリーの中心に立ち、主人公がそのサポートをするなんて、
エロゲじゃ掃いて捨てるほどあるから、このブランドならではというものがぶっちゃけない。

学生寮“あさがお寮”を守るべく結成された、
A(あさがお寮を)T(とことん)M(守り抜く)レジスタンスを中心にした、ドタバタコメディ。
…なのに、いつの間にか廃寮云々がどっか行ってる
悩み事解決なんかで生徒の後押しを得ようとするんだけど、
途中からそっちが主になってる…。
ひょっとすると、つまらなくて途中からスキップした共通ルートで解決してたのかもしれないけど、
それはそれでひどい話。スキップする俺もひどい。

個人的にはヒロインとのふたりきりの会話は結構楽しめたけど、
多人数によるドタバタは全く笑えなかった。

選択肢はひとつの超ゆとり仕様(明ルートのみふたつ)。やったね!
Hシーンはひとり2~4回。
尺は短めの早漏仕様。やったね!(やってねえ)

絵は上手いとは言い難いものの、
絵柄自体は好きな部類。

攻略順
真白→キキ→雛子→葉月→明
お気に入り順
葉月>真白>キキ>>明>>>>雛子

キャラ別感想(ネタバレあり)
葉月
シナリオが一番…と言うより唯一楽しかった
一人称が「オレ」な時点でアウトオブ眼中(死語)だったけど、
反権力の自称ロッカーのくせに実はギターど素人、猥談も苦手、
でもロックな生き様に憧れて、結ばれたあとの主人公との関係を大声で「セフレ」と表現する様子が、
楽しく可愛らしい。
でも、このルートで惚れるなら、主人公より軍司じゃねーかと

真白
ツンデレ会長。以上。

キキ
おっぱいの差で真白の後塵を拝するも、
キャラそのものは真白と遜色なし。
サバゲーのシナリオが、とにかくつまらなかった。


黒髪ロング、ツリ目でナイスバディーの天才少女と、好きなタイプなのに、
シナリオが大いに足を引っ張った
特に後半のシリアスな流れは…。
両親が殺されたとか、なんでそっちに行くかなあ。
ノーパンの理由とかひどい。

雛子
口癖『はぴ!?』の度に横っ面張り倒したくなる、そんな可愛い娘です。
チェーンソー持ち出す度に、グーで殴りたくなる、そんな可憐な娘です。
草花操る度にギロチンチョークで締め落としたくなる、そんな愛くるしい娘です。
…シナリオはこの中では悪くなかっただけに、こいつの場合はキャラが足引っ張った。

進藤玲
妹。ヤンデレ。非攻略対象。
Hシーンはあり。ちなみにアナルセックスなので近親相姦ではないとか。
にぎやかしとしてはいいキャラだったんだけど、
ヤンデレ化すると、どうにも作風からズレてしまう印象。

進藤景
主人公。
お約束の鈍感野郎Aチーム
キキが風呂場で全裸待機、雛子がほっぺにちゅーといった、
これみよがしの秋波を送っているにも拘らず、『どういうつもりだ』とかぬかす大馬鹿野郎
ただ、真白ルートでは自分から告白するので、
複数ライターによる弊害、と言えなくもない。
“ヒロイックヒロイン”のために、特徴がないのが特徴。
こんなところもお約束。

正直、空気と言っても過言ではない、そんな作品。

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