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2010-02

因果 麻生俊平 - 2010.02.28 Sun

因果―捜査班 (徳間文庫)因果―捜査班 (徳間文庫)
(2010/02/05)
麻生 俊平

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麻生俊平一般向け小説第2弾。

以前感想を書いた、霧崎遼樹と同じラノベ出身作家。
この人は「ザンヤルマの剣士」からのファン…と言うより
信者なもんで、どうしても評価が甘くなる。
…んだけど、ラノベ作品の場合「一般に行った方がいいんじゃね?」
と思ってたけど、一般向けだと「やっぱラノベの方が…」と思ってしまう。

霧崎よりはラノベ的なキャラ小説からは脱却できてるけど、
それでもどうも幼稚に感じてしまう。
この人はメインを少年少女で、脇を大人たちが囲む方がいいじゃないかな。
あるいは、「無理は承知で私立探偵」シリーズみたいなノリで、
もうちょっと“日常の謎”よりの内容にするとか。

とりあえず、一応主役(と言うか語り手)のオダジョーは
いらねえような
特に役立ったわけでもないし、前作から成長も感じないしねえ。
真の主役と言うべき辻浦も、あんまり魅力を感じないし、
いっそのこと、高城警部補を主役にした、
青臭い理想主義のキャリアの成長ものにした方が良かったような。

さんざんケチつけておいてなんだけど、
やっぱり信者としては続いて欲しい。
と言うか、生き残って欲しい…(切実)。
ここ数年の作品は「ホワイトファング」以外、
打ち切り食らいまくっているので、
不安でならんわい。

あ、「つばさ」は内容自体はつまらなかったけど、
アイナには死ぬほど萌えたので、アイナルートでの続きを希望。


「自己への過信なら、まだいい。逃げと言う場合もある。
試験で点の取れない生徒が教育制度を批判するようなものだ。
過酷なキャリアの責務に耐えられない人間が、
そこから逃げ出す言い訳として、現場の意見を汲み取るなどと言い出す。
高城、おまえは胸を張って、自分はキャリアとして恥ずかしくない態度で
仕事に取り組みますと言い切れるのか?」
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ラブリーボーン 3・5点  - 2010.02.27 Sat

lovery


私はスージー・サーモン
大好きな家族と暮らす幸せな日々。
でも…あの日。そう、1973年12月6日。
私は14歳で殺された――。
家族と一緒にいたい。
大切な人にもう一度会いたい。
私を殺した犯人を伝えたい。
でも天国から私の想いは届かない…。
そして、闇は残された家族へと迫る。

触れることはできないけれど、
きっと私にも何かできるはず…。
私の声が聞こえるはず…。
これは私が天国へ行ってからのお話。
その想いはひとつになって、
その愛は“奇跡”を呼ぶ――。
(公式より)

う~ん…
正直、ちょっと期待はずれ。

スージーの家族への想い、
好きだった彼への想い、
家族の分裂と再生、
犯人への罰、
などと、とにかく色々やりすぎて散漫になってしまった印象。

家族の再生の部分を期待して観に行ったんだけど、
母親が家を出ていく以外には
特にコレといった家庭崩壊の描写はなかったし、
その母親もしばらくしたら、何かのきっかけみたいな
描写もなく戻ってきてるし。

オチもちょっとスッキリしなかった。
死体ほっぽってキスとか、犯人があんな死に方とか。

なんか不満ばっかだけどw、
スージーの可愛さ、犯人の不気味さ、
お祖母ちゃんの豪快さでこの点数ってことで。

スタンリー・トゥッチは「プラダを着た悪魔」、
「ジュリー&ジュリア」で観てるけど、
こんな役もできるんだなあと感心。
お祖母ちゃん役のスーザン・サランドンは好きな女優さんで、
今回はどっちっかっていうとチョイ役みたいなもんなんだけど、
はっきり言って存在感ありすぎ
何でこの配役だったんだろう…
思いっきり「持ってい」ってしまったよ…

インビクタス 4・5点  - 2010.02.24 Wed

invictus


その人の名はネルソン・マンデラ。
南アフリカの大統領だったと言えば、遠い存在だと思うだろうか。
けれども、彼の起こした“奇跡”に触れれば、
あなたの中で、きっと何かが変わる――。

それは、1995年のこと。
マンデラはラグビーのワールドカップで、
国の恥とまで言われた南ア代表チームを初出場初優勝へと導いた。
そして、その勝利の瞬間、一国の歴史が永遠に変わってしまったのだ。
いったい彼はどうやって、この偉業を成し遂げたのか――?
(公式より)

C・イーストウッド監督の最新作なわけだけど、
この人の作品は大抵、暗く重いイメージがある。
だけど今作は、白人と黒人の融和を目指す、ハッピーな映画なんだよね。
モーガン・フリーマンが持ってきた企画ってこともあるんだろうけど、
いい意味で裏切られたと言うか。

モーガン・フリーマンは言うに及ばず、
マット・デイモンも良かった。
昨年観た「インフォーマント!」では、中年太りの
ダメ親父でいい味見せてたけど、
今回は180度違う、心も体もタフなキャプテンを見事に演じている。
この人、別にイケメンでも何でもないんだけど、妙にカッコよく感じるw

パンフには何故かこの2人しかキャストに乗ってなかったんだけど、
秘書やボディーガードの人なんかも、すごい良かった。

ただ、マンデラとピナールの関係が
あんまり深く掘り下げられてなかったのはちょっと残念。
まあ、元が実話だから仕方ない部分もあるけど。

好きなシーンは、スプリングボクスが黒人の子供達に
ラグビーを教える場面と、
白人が聞いてる決勝のラジオ中継を黒人の子供が盗み聞きする所。
特に後者、最初は白人の警官に追い払われるんだけど、
時間が経つにつれ徐々に距離を縮めていき、
最後は一緒にスプリングボクスの勝利を祝う場面は、
思わず笑ってしまった。





蓮丈那智フィールドファイル - 2010.02.21 Sun

凶笑面―蓮丈那智フィールドファイル〈1〉 (新潮文庫)凶笑面―蓮丈那智フィールドファイル〈1〉 (新潮文庫)
(2003/01)
北森 鴻

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触身仏―蓮丈那智フィールドファイル〈2〉 (新潮文庫)触身仏―蓮丈那智フィールドファイル〈2〉 (新潮文庫)
(2005/07)
北森 鴻

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写楽・考―蓮丈那智フィールドファイル〈3〉 (新潮文庫)写楽・考―蓮丈那智フィールドファイル〈3〉 (新潮文庫)
(2008/01/29)
北森 鴻

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先日急逝された北森鴻氏の、
蓮丈那智シリーズ3連発。

実のところ、北森さんの著作は今まで「屋上物語」しか読んだことがなかった。
屋上物語自体は面白かったんだけど、
なぜかそれ以降読む機会を逸してしまい、今にいたってしまった。
これを機に…なんて言い方は不適切かもしれないけど、
他の作品も手に取ってみようと思った次第。

と言うわけで、中性的な美貌の持ち主で
異端の民俗学者・蓮丈那智とその助手・内藤三國が
活躍する、本シリーズ。

これがヒジョーに面白かった。
何でもっと早く読まなかったのかと悔やんだくらい。

民俗学上の謎と現実に起きる事件とを上手くリンクさせ、
上質のミステリーを構築している。
おまけにキャラクターもとてもいい。
探偵役であるクールビューティーの那智と、
他人の事情など全く斟酌しないその那智に、
いつも振り回されながらもついていく
ワトソン役の三國のコンビはとても魅力的。
そこに教務課の狐目の担当者や
新たに助手に加わる佐江由美子なども絡んでいき、
どちらかというとキャラ重視の読み方をする私にも、
非常に楽しく読めた。

それだけに、若くして亡くなられた北森さんが残念でならない…
このシリーズの新作も、どうやら未完らしいしねえ。

北森さんのご冥福をお祈りすると共に、
著作全て読んでみようと思う。


凶笑面
「美人女子学生を優遇してもかまいませんか」
「利用できる立場は全て利用する。それは研究者として優秀な証、だ」
触身仏
―僕は一生先生に着いていくことを心に決めました。
あるいは、
―那智、おまえの一生は俺が面倒見てやる。黙ってついてこんかい。
写楽・考
「那智先生が仰ってました。内藤さんの直感推理は
時として自分を凌駕する、と」
「ははは、まさか、そんな」
「ただ、直感を傍証する能力と行動力に、かけすぎるきらいも、あり」

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら - 2010.02.20 Sat

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだらもし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
(2009/12/04)
岩崎 夏海

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巷で話題(らしい)の小説を、今さらながら購入。

主人公の川島みなみがある事情から野球部のマネージャーとなり、
甲子園を目指すわけなんだけど、
そこでまずマネージャーの意味を調べるところから始める。
そこで出会ったのが、P・F. ドラッカー著「マネジメント」
みなみはこれを指針に、野球部を立て直していく…。  

分厚いわりに文字数は少なく、読みやすい文体なので
サクサク読めた。
ただそのせいで、読後感はずいぶんあっさりした印象。
とは言うものの、内容自体はとてもよかった。
マネジメントの観点から野球を扱うと言うのは非常に新鮮。

高校野球では不釣合な「マーケティング」だの「イノベーション」だの
「顧客」だのと言った言葉を、徹底的に突き詰めて野球部に応用していく様は
中々に楽しい。

近年、リアル志向な野球ものが増える中で、また新しい視点で
描かれる作品が世に出ると言うのは、大変喜ばしいことではないかと。

この作品のメインと言っていい3人のマネージャー
みなみ、夕紀、文乃はみんなキャラが立ってて良かった。
特に文乃がお気に入り。

まあ正直ツッコミどころはあるし、
いくらなんでも都合よくいきすぎな点もあるけど、
良作と言っていいのでは。

…ただ、あのキャラが◯◯のはなあ…
設定の時点で予想はついたけどさあ。
 

「みなみさん。逃げてはダメです。逃げてはダメです」

感想溜まりまくり… - 2010.02.16 Tue

comic3

そんなわけで、サクサク行こう。

うさぎドロップ7巻
30男と6歳児の子育てストーリー。
…のはずが、第2部ではキンクリ発動したかのように、
10年後が舞台になってしまった。
正直、2部になってからはこっちの望んでないドロドロ展開があって、
あんまり面白くなかったんだけど、ようやくほのぼのな感じが出て楽しめた。
今回はりんが母親とのことで悩んだりするのがメインの話。

それにしても、この終わり方だと、
りんがダイキチの事が女として男として好きになる…
なんて展開になるのだろうか。
う~ん、それだけは勘弁。


「わたしはお母さんと会っても、ダイキチんちの子でいい?」
「あったり前だ。いつまでもうちの子だよ」


カイジ和也編2巻
早よ終われ。>救出ゲーム
こんなぽっと出のキャラたちが命かけたゲームをやったところで、
全然感情移入できんわ。
と言うか、買わないほうがよかったような


「どんな状況でも、たとえそれが死や…そう…!
今死んじまう…っていうような状況でも…
人間らしさを失わない!失わず死ぬ!
そんな強さを見せる人間もいるんだ!」

 

警視庁死番係 - 2010.02.09 Tue

警視庁死番係 虚ろなる冤罪(えんざい) (徳間文庫)警視庁死番係 虚ろなる冤罪(えんざい) (徳間文庫)
(2010/01/07)
霧崎遼樹

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ライトノベル出身の作家・霧崎遼樹の一般向け小説第2弾。
前作は割と楽しめたんだけど…

今回は、問題児ばかりが所属する、警視庁捜査一課強行犯第4班、
通称“死番係”の面々が勢揃い。
…が、キャラにばかり目が行き過ぎて、
どいつもこいつも薄っぺらいんだよね。
口調や呼び名で個性づけるなんて、悪い意味でラノベ的。
台詞のやりとりも芝居がかってるし、
これを「警察小説」でやられるとけっこうイラッとする。

監察官の玉櫛なんて、個人的には1番最悪。
ラストの豹変ぶりはギャグなんだろうけど、寒かったよ…
辻平も38歳の癖にやたらとおっさんくさい言動なのは、
もうちょっとどうにかならんのか…
あれじゃどう考えても、50は行ってるだろ…

事件も冤罪そのものに焦点を当てたわけでもないし、
正直ちょっと拍子抜け。
キャラを増やしたのは、どう考えても失敗だと思う。

次が出ても買うかは微妙。


「公正を示さねば、全国25万の警察官が市民の信を失う。
市民の信を失った警察が、どうやって市民を守るというのだ?」

パーフェクト・ゲッタウェイ 4・5点(ネタバレ有り) - 2010.02.03 Wed

pa
 
世界中の人々が憧れ愛する、地上の楽園ハワイ。
その地で1組のカップルが殺された。
テレビからは「犯人もカップルらしい」というニュースが流れる。
時を同じくして、ハワイで観光を楽しんでいた3組のカップル。
開放的な場所ゆえに心を許して共に行動していた6人だったが、
ニュースを聞くやいなや不穏な空気が流れ始め、
全員がこの中の誰かが犯人ではないかと疑い始める。
犯人は誰なのか?そして殺人の目的は何なのか
(公式より)

コレを読んでから観に行ったんだけど、
不穏な空気っつーより、カップル1組が空気
一応、思わせぶりなシーンはあったものの、殆ど出番がなかったからねえ。
あっさり退場したせいで、これでどんでん返しするには、
犯人があいつらじゃないと…と思ってたら、その通りに。
とは言え、色々と伏線やミスリード的なシーンも有り、なかなか確信は持てなかったけど。
人によっては、「うまい」より「ずるい」と感じるかも。
と言うか、結構アンフェアだったりする。
それでも4・5点を付けたい。
個人的には、地味ながら予想外の良作。  

アバターよりこっちの方が評価が上なんて、俺くらいかも…

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