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2017-09

ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない第一章 4点 - 2017.08.08 Tue

変換 ~ 081

あらすじ
みんな知ってるから割愛

なんか評判がいいので「やれやれだぜ」と思いつつ多大な期待は寄せず、
かと言って三池作品だからといって偏見は持たず(無理)、行ってまいりました。





面白かった(小声)

続編できるかどうかは別として、続編ありきで製作したおかげで
脚本を必要以上に詰め込みすぎず、アンジェロから虹村兄弟までのエピソードを
上手く取捨選択して、流れが割りとスムーズ

前半のアンジェロ戦は改変含めてかなり良かった。
『調子に乗ってる奴はブッ殺す』と言う俺ルールを押し付ける原作のアンジェロのイカれたキャラは
結構好きだったから、ここを変更して「父殺し」にしたのはちょっと残念だったけど、
虹村父子、仗助と父替わりだった祖父との関係の対比にしたのは感心した
いい仕事するやんけ三池。
仗助の祖父の描写を増やす事でキャラに厚みが出来、二章以降の伏線を作ったのも良かった。
ただそのせいで、東方家関係が必要以上にウェットになってしまったけど。

後半の虹村兄弟はとにかくテンポが悪い
アンジェロと違ってほぼ原作通りの展開で、原作のセリフを頑張って再現しようとしてるのはわかるけど、
しゃべりも間もスットロくてイライラしたわ。特に戦闘中。

ザ・ハンドの倒し方は原作よりわかりやすくなってて良かった
バッド・カンパニーも原作よりスゲー強そうだった。
相変わらずあの倒し方は納得できんが。
ラストに乱入してきたのがアイツじゃなくなってていい意味でのサプライズ。
おもちゃみたいで安っぽかったけど

スタンドで言えばアクアネックレスが1番よく見えた
逆に、クレイジー・ダイヤモンド・スタープラチナ・ザ・ハンド等、人間型はイマイチだったな~。

登場人物のコスプレは意外と気にならなかった。
その中で、なぜか形兆のヅラだけは笑ってしまった
仗助や億泰の方がもっと酷いのに、何故だ。

ルックスに関しては言っても仕方ないのでやめておく
漫画のキャラを実写で再現するのは難しいしね。ジョジョなんて特に。
伊勢谷友介は完全におっさんだけど、承太郎らしい貫禄は十分だったのでまあ有り。
あと、由花子かわいい
ヤンデレ気味な演技も良し。

コスプレは置くにしても上記のテンポの悪さや原作既読向けだったり
クソ邦画特有のモノローグの多さなど、マイナス面は多々あれど、概ね楽しめましたわ。
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算法少女 4点 - 2017.07.28 Fri

変換 ~ 103
安永四年(1775年)、四月八日の花祭り。
江戸浅草観音堂は、溢れんばかりの参詣者で賑わっていた。
神田銀町の町娘、千葉あき(13歳)も、仲の良い友だちとお参りにやってきたが、
ふと目にした「算額」に誤りをみつけた。
「算額」とは算法を学ぶ者が、自分もこれほど難しい問題をつくれるようになりましたと、
神仏に感謝し奉納する絵馬の一種である。
あきに誤りを指摘されたのは、算法の主流である関流一門の旗本だった。
やがてその話が、算法好きで有名な久留米藩主の有馬公の耳に届き、
是非あきを姫君の算法指南役に、と言い出した。
しかし、町娘ごときにそうはさせじと、関流からも中根宇多(13)という算法少女が推挙され、
あきと宇多、どちらがより算法に秀でているか、
有馬公の面前で、算法試合が行われることとなった──。
(公式より)

ネタバレ有り。

和算なんて漫画Q.E.D.のエピソードでしか知らない程度ですが、
たった1人のアニメーターが4年の歳月をかけて仕上げたと知り、ちょっと惹かれて鑑賞。

こんな感じ。

人物造形や線はさすがに簡略化されているものの、安っぽさや不自然さは全然なく、
「動き」に関しては最後まで違和感なく観れた。
特に、色彩と光の使い方が上手く、このあたりのクオリティはなかなか。
ペラッペラのチラシに予算のなさを感じた(泣)。

ストーリーは、実在の久留米藩藩主で算学大名として知られる有馬頼徸(よりゆき)を絡めることで、
算学と当時の久留米藩の実情、そしてそこにあきの淡い想いをうまく落とし込んでいて、
誰もが好感の持てる作りになっている。
一方、思ったより算学の扱いが少なかったのが正直な所不満
冒頭の算額の誤りと算法試合、あとは子供相手にちょこちょこあったくらい。
あきと宇多の算法試合は地味になりそうな所を、派手な演出で魅せているのが良かった。
例えるなら、アニメ版のミスター味っ子のような。あんなギャグ全開にブッ飛んではないけど。
で、ここが中盤あたりだったので、それ以降イマイチ盛り上がりに欠けたのが残念。
あきと山田多門の恋の行方と「久留米藩の闇」が悪いわけじゃない、悪いわけじゃないんだけど、
期待してたのはそこじゃねえんだよと。

あきと宇多は才女ではあるけど、同時に13歳の女の子らしい子供っぽさと可愛らしさが同居していて、
勝負そっちのけで2人で手鞠で遊ぶ姿にはほっこりさせられましたわ。
宇多にも、もう少し出番があれば良かったなあ。
顔も性格もイケメンの山田多門、茶目っ気のある有馬公、あきの両親に知人の谷素外、
万作とさとの兄妹等、良キャラばかりでその上、声優も知らない人ばかりだけどみんなハマり役。
原作者の遠藤寛子さんが不意打ちで出てきて笑った
ありゃ卑怯だ。

と言うわけで、低予算ながら作りはしっかりしていて観て損は無し。
原作は児童文学ながら、私のような汚れたおっさんでも楽しめましたよ。

皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ 4・5点 - 2017.07.17 Mon

変換 ~ 103

舞台は、テロの脅威に晒される現代のローマ郊外。
裏街道を歩く孤独なチンピラ エンツォはふとしたきっかけで超人的なパワーを得てしまう。
始めは私利私欲のためにその力を使っていたエンツォだったが、
世話になっていた“オヤジ”を闇取引の最中に殺され、
遺された娘アレッシアの面倒を見る羽目になったことから、
彼女を守るために正義に目覚めていくことになる。
アレッシアはアニメ「鋼鉄ジーグ」のDVDを片時も離さない熱狂的なファン。
怪力を得たエンツォを、アニメの主人公 司馬宙(シバヒロシ)と同一視して慕う。
そんな二人の前に、悪の組織のリーダー ジンガロが立ち塞がる…。
(公式より)

ネタバレ有り。

鋼鉄ジーグで知ってることといえば、アニメタルで聞いたバンバンばっか言ってるOPくらい
永井豪原作ということすら、本作で知ったくらい。
と、そんな人間が観ても全く問題ないくらい、ジーグそのものは無関係な作品。
そして、ヒーローオリジンとしては素晴らしい出来

風貌も性格もぱっとせず、盗品を売りさばきながら淡々とその日暮らしをするエンツォ。
ヨーグルトを食べながらのAV鑑賞が唯一の楽しみのエンツォが、ある日スーパーパワーを手に入れ、
やったことがATM強盗で手に入れた金で大量のヨーグルトとAVの購入
このエンツォ自身も含めた作品の退廃感がたまらなく好き。
スーパーパワーを試すシーンで流しっぱなしのAVの喘ぎ声が聞こえるのが笑った
高齢童貞なのか、女っけが全くないせいで試着室での一方的なセックスが生々しく若干引いたわ。
とは言え、その後の、電車を止めて謝罪してお姫様抱っこに至るまでの流れは良かったなあ。
孤独に生きた理由もちゃんとあって、結構雑なようでしっかり作ってるヘンテコ感がある
結局、私欲なく行動したのは終盤の子供を助けたのと爆弾処理の2つだけなのも、
オリジンとしてふさわしいのではないかと。

ヒーローとしての能力は、腕力と耐久力・回復力くらいか。
低予算ということもあるだろうけど本人がただのおっさんということもあって、
アクションは地味でスーパーヒーロー着地がただ落下して地面に激突したのは吹いた

ヒロインのアレッシアは幼い頃から性的虐待を父親から受けていて、
そのせいもあってか精神を病んでいる。
このアレッシアのジーグと現実を混同した言動が、エンツォを導いていくところが面白い。
最初は、「あー頭のイカれた女かー」とだけ思ったけど、
だんだん可愛く見えていったのが自分でも驚き。
あとおっぱいが綺麗

チンピラどものボスにして、最終的にヴィランとなったジンガロのキチっぷりも良かった。

特に好きなシーンは、観覧車と『ヒロシ・シバだ』、そしてラストシーン
ラストのジャンプがまた不格好なのが、らしくていい。
あと地味に、川から上がってきたジンガロ見つけたランナーの挙動が面白かった
普通に走っていたのが、見つけたとたん無言でダッシュは笑うわ。

ライフ 4点 - 2017.07.09 Sun

変換 ~ 101

6名の宇宙飛行士が火星で発見した<未知なる生命体>。
彼らは知らない――。
世紀の大発見が大惨劇を招くものになることを。
それは、かつて火星を支配した、まぎれもなく宇宙最強の生命体。
小さく美しく、無駄なものが一切ない、"筋肉"と"脳"だけでできている。
どんな状況でも生き続け、相手にあわせて進化する。
最初のターゲットは人間。
6人の宇宙飛行士。
地球にたどりつく<命(ライフ)>は――「地球に行かせない」
それが6人のミッション。
(公式より)

ネタバレ有り。

それなりに楽しめはしたものの、特別目新しさは感じなかった密室SFスリラー
狭いISSと言う舞台装置の使い方にしろ生命体”カルビン”の能力にしろ、
特に言及する点がないのよね。
「ひとつひとつの細胞が考える筋肉」的な設定は、寄生獣を思い起こさせる
”カルビン”が、乗組員の生命を貪るごとに大きくなっていくのがまたベタ。
まあそれでも、巨大化する分にはまだ良かったけど、成長して顔が出来てしまったのはガッカリ
普通のモンスターにしてしまってどうすんの、顔がないのが不気味でいいのに。
過ぎたるは及ばざるが如し、やりすぎはアカンよ。
お前ら大きい方が好きだろ?と勘違いして巨乳キャラを爆乳にしても嬉しくないのと同じよ。

乗組員たちも、特にコレといって印象に残ったキャラがいなかった。
ライアン・レイノルズは、何の根拠もなくすぐ死にそうだなーと思ってたら
ホントに真っ先に死んでちょっと笑った

ジェイク・ギレンホールは主人公なのにマジ影薄かった。
船長は死に際頑張ってたね。
真田広之は、結構出番が多い上、妻の出産シーンがあったりと、優遇されてたな。
なぜか日本語が棒読み気味になってた

と、ここまで書いて褒める部分が全然ないけど、
ホラースリラーでありがちな、やたらと不愉快な性格の奴や、
アホな行動をとって足引っ張る奴がいなかったおかげで、ストレスなく観れたのは大きい


オチも、私でも予想できるバレバレな展開だったけど、バッドエンドだったからこそこの映画評価できた。
デビッドのアレより、ミランダの絶叫の方がインパクトあったわ。

LOGAN/ローガン(IMAX字幕) 4・5点 - 2017.06.01 Thu

094.jpg

すでにミュータントの大半が死滅した2029年。
長年の激闘で心身ともに疲弊しきったローガンは、もはや不死身の存在ではなかった。
超人的な治癒能力が衰え、生きる目的さえ失った彼は、
ウーバーに登録したリムジン運転手として日銭を稼ぎ、
メキシコ国境近くの荒野に佇む廃工場でひっそリ暮らしている。
その廃工場には、衰弱しきってテレパシー能力をコントロールできなくなった
チャールズ・エグゼビアと、太陽光のもとでは生きられないミュータントのキャリバンもいた。
そんなある日、ローガンはヒスパニック系の看護師ガブリエラから、
思いがけない頼み事を持ちかけられる。ローラという謎めいた少女を、
カナダに国境を接するノースダコタまで送り届けてほしいというのだ。
しかし、それは新たな災いの始まりだった。
図らずもローラを保護することになったローガンは、子どもたち利用して、
おぞましい実験を行っているトランシジェン研究所が放った冷酷非情な男、
ピアースが率いる武装集団の襲撃を受ける。
ピアースの目的は、ガブリエラによって研究施設から連れ出されたローラを奪い返すことだった。
からくもピアース一味の包囲網を突破し、廃工場から逃亡したローガン、ローラー、チャールズは、
ノースダコタを目指して車での旅を繰り広げていく。
あどけない外観からは想像もつかない戦闘能力を持ち、
ローガンに似た特徴を備えたローラは、
はたして彼との間にどのようなつながりがあるのか。
組織の執拗な追跡が迫る中、ローラを守るため、
命がけの戦いに身を投じていくのだった…。
(公式より)

ネタバレ有り。

ラストの「X」に全部持ってかれた感
泣けたわ…。

ストーリーからアクションからビジュアルに至るまで、ひたすら地味
目新しさもさして感じられないし、アメコミ大作として期待すると肩すかしを喰らう。

が、これがウルヴァリン最後の戦いとなると実に素晴らしかった
ミュータントの遺伝子に害になる薬物が混入した飲食物が世界で流通され、
ミュータントが絶滅の危機に瀕し、ウルヴァリン自身もヒーリングファクターを失いつつあり、
酒に逃げ荒んだ姿が痛々しく、今までで1番泥臭くウェットで哀愁漂うウルヴァリンがシブすぎる
プロフェッサー・ローガン・ローラの擬似家族の雰囲気は、なんかすごい癒された。
特に、ローラを可愛がるプロフェッサーとプロフェッサーに懐くローラのお爺ちゃんと孫娘的な関係、
冗談を言い合いお互いを労わるプロフェッサーとローガンの父子関係は微笑ましかった

それだけに、その関係が短期間で終わってしまったのが残念すぎた。

唯一断絶していたローガンとローラの関係性は、ちょっと描写不足だったかな。
個人的には、この2人は完全に赤の他人だった方が良かった
遺伝子上の父娘という設定は正直余計に思え、赤の他人同士が絆を結ぶ、という方がノレた。
だから、ラストの「パパ」も、泣けるシーンなんだろうけど泣けなかった。

それにしても、あのプロフェッサーが痴呆っぽくなってしまうとは…。
ストーリーの流れから、死ぬんだろうなと思ってはいたけど、
いざその死を目の当たりにするとこれがまたキツい。
ある黒人家族の世話になり、久々に穏やかな心地を味わい、
ローガン(偽)にその気持ちを吐露した直後だっただけに、ショックでしたわ。

ローラは可愛かった(直球)。
ロ、ロリコンじゃないんだからね!
戦い方が正に小型ウルヴァリンって感じ。
ウルヴァリンのアダマンチウムクローとヒーリングファクターに加え、
そのサイズを生かしたスピードとアクロバティックなアクションは見応えあった。
プロフェッサーに懐いたりローガンの腕をそっと握るシーンや、
「俺が愛する人はみんな死ぬ」「じゃあ私は大丈夫ね」のやり取りは良かったねえ。

ヴィランは、ピアースは曰くありげな義手がクソの役にも立たなかったヘボ、
ライス博士は自慢げに目的を訥訥と語ってサクッと殺されるアホ、
ローガンのコピーとも言うべきX-24はイマイチピンと来なかった。
ターミネータージェニシスの若シュワと老シュワの対決はワクワクしたのに、
こっちは全然ワクワクしなかった
よ…。

映画全体で言うと、R指定にしたことによって血しぶき舞うハードなアクションが実現し、
それによって「絶滅に瀕したミュータントの世界」と、
過去作からの生き残りである「ローガンとプロフェッサーの死出の旅」に、グンと説得力がもたらされた。
ド派手な能力がほぼなかったのも、この作風に合ったのではないかな。

もはやタイムラインがワケワカメで真面目に考えても仕方ないんだけど、
フューチャーパストが1番新しい時間軸とすると、
あそこからこんなミュータントにとって絶望的な未来になるとか悲しすぎるわ。

ローガンは本作で、辛すぎる生から解放された、って事でいいのかな。

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